鳥取連続不審死 殺人容疑で女の逮捕状請求へ(産経新聞)

 鳥取の連続不審死で、昨年10月に鳥取市内の川で変死した電器店経営、円山秀樹さん=当時(57)=について、鳥取県警は25日、殺人容疑で同市の元スナック従業員の女(36)=詐欺罪などで起訴=の逮捕状を週内にも請求する方針を固めた。詐欺罪などで起訴された同居の男(46)の供述などから、女が円山さんに睡眠導入剤を飲ませ、昏睡(こんすい)状態のまま川に放置、窒息死させた疑いが強まったと判断した。

 県警は当初、男についても殺人容疑での立件を視野に捜査していたが、その後の調べで男の供述に矛盾がなく、女が単独で円山さんを殺害したとの見方を強めた。男の立件は見送り、容疑が固まれば、女を再逮捕する。

 また女の知人で昨年4月に鳥取県北栄町沖の日本海で死亡した同県若桜町のトラック運転手、矢部和実さん(47)も殺害された可能性が高いとみており、円山さんへの捜査終了後、矢部さんの死亡について女から事情を聴く。

 県警によると、円山さんは昨年10月6日午前7時ごろ、車で自宅を出た後、行方不明になり、翌7日午後2時ごろ、自宅から約5キロ離れた摩尼川で遺体で見つかった。死因は窒息死で、遺体からは睡眠導入剤の成分が検出された。

 男の供述によると、男は6日朝、女や円山さんと合流し、乗用車2台に分乗して鳥取市内の現場へ移動。女が「円山さんと2人で話がしたい」と言い出したため別の場所で待っていたが、女に携帯電話で呼び出されて再び戻ると円山さんの姿がなかった。雨は降っていなかったが、女は服がぬれた状態だったという。

 これまでの県警の捜査で、女は円山さんから購入した家電製品の代金が100万円以上未払いになっており、ほかにも複数の人物と金銭トラブルがあった。また円山さんの車のカーナビゲーションの記録を解析した結果、車は女の自宅へ立ち寄った後、遺体発見現場近くで止まったことが分かった。

 さらに遺体から検出された睡眠導入剤の成分が、女のアパートから押収されたものと一致。女は円山さんの殺害について否定しているが、県警はこれらの状況から殺人容疑での立件が可能と判断した。

 一方、男に接見した弁護士によると、女は昨年4月、矢部さんが遺体で見つかった現場近くの砂浜でも「矢部さんともみ合いになった」などと男に説明したことがあったという。

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